クロミッドで太るのはなぜか？

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲むと太るという話を聞いたことがありますか？

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲んだことがある人のなかには、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲み始めてから、やたらと太るようになったと感じる人がいらっしゃいます。

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲むとなぜ太るのかを解説します。

医学的にはクロミッド(セロフェン、クロミフェン)は太る原因ではない

いきなり、逆説的なことを申し上げて混乱させてしまうかもしれませんが

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲むと太る

という事実は医学上は確認されていません。

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の数多くある副作用のなかにも「太る」という記述は一切ないのです。

しかし、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲んでから太ったと感じる人は少なからずいらっしゃいます。

これはいったいなぜなのでしょうか。

ポイントは直接的原因か、間接的原因かにあります。

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)で太るメカニズムを解説

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)は直接的に太る作用がある薬ではありません。

医学的な見解からはクロミッドを飲んでも太らないというのは、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が直接的に太らせる原因ではないからなのです。

しかし、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲むと太る人は決して少なくありません。

これは実は

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)は間接的に太る可能性がある薬だからなのです。

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)は服用すると、卵胞刺激ホルモンの分泌が増えます。卵胞刺激ホルモンの分泌が増えると卵胞が育ちやすくなり、排卵しやすくなるのです。

これはクロミッド(セロフェン、クロミフェン)のプラス面での作用になります。

しかし、卵胞刺激ホルモンというのはいわゆる女性ホルモンと呼ばれるホルモンですので、身体の中で卵胞刺激ホルモンの分泌が増えるということは、女性本来の身体の特徴が出やすくなることにつながります。

女性本来の身体の特徴というのは、丸みを帯びたふっくらとした身体のことなのですが、言い方を変えれば脂肪を溜め込みやすい身体とも言えます。

つまり、卵胞刺激ホルモンの分泌が増えると身体が脂肪を溜め込みやすくなるので、結果的に太りやすくなる可能性があるということになるのです。

クロミッドの持っている効果としては、卵胞刺激ホルモンの分泌が増えるところまでなのですが、卵胞刺激ホルモンの分泌が増えると、間接的に身体が太りやすくなる場合があるので、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲んでからなんだか太ったなあと感じる人は、このような原因が隠されていることがあります。

また、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の副作用のひとつに、食欲不振があります。

これは体質によってクロミッドの服用中は食欲不振を感じる人がいるのですが、服用中の数日間、あまり食べ物を食べられなかった反動で服用後、食欲不振がおさまってから一気に食べる量が増えてしまいがちです。

バランスの悪い食生活は太りやすいといいますが、これはまさにその典型的な例で、全然食事を食べない日やものすごくたくさん食事を食べる日などが混在していると身体は栄養を溜め込もうとしてしまいます。

身体というのはとても繊細で、食欲不振で食事量が足りていない状態を察知すると、いざ食事が体内に取り込まれたときに、たくさんのカロリーを吸収して溜め込もうとしてしまうのです。

つまりクロミッドの副作用の食欲不振が、間接的に影響を及ぼし、食事量のバランスが乱れてしまうと結果的に太りやすくなってしまうことが起こるのです。

いずれも直接的な原因でクロミッド(セロフェン、クロミフェン)が太らしているわけではありませんので、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の副作用とはいえないのですが、間接的にはこのようなメカニズムで太る可能性が潜んでいるため、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲むと太ると感じる人が多いのです。

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)で太るのを防ぐには？

卵胞刺激ホルモンの分泌が増えることは、排卵させるためには重要なことですので、卵胞刺激ホルモンの分泌を増やしながらも、太りにくくすることを考えることが大切です。

そのために必要なのは基礎代謝をあげること。

どんなに卵胞刺激ホルモンの分泌が増えても、基礎代謝量が食事のカロリーよりも多ければ太ることはありません。

基礎代謝を増やすのに大切なのは身体の筋肉量を増やすことです。

日頃から有酸素運動の習慣を持つようにすると身体の筋肉量が増えて太りにくい身体を作ることができます。筋肉をつくるには最低でも3ヶ月はかかりますので、焦らずゆっくりこつこつ毎日続けていくことが大切です。

また、食欲不振時の食事の取り方の工夫も大切です。

なるべく食欲がないときでも野菜スープなど食べやすいものから栄養を摂取できるようにしましょう。食欲不振時でもきちんとカロリーを摂取することで、食事量のバランスが乱れてしまうことを防ぐことができます。

クロミッドでなるべく早く妊娠するには子宮内膜が鍵になる

このように、直接的な原因ではクロミッドは太らないものの、間接的には太りやすく要素が増えるのがクロミッドなのです。

有酸素運動を日頃から取り入れることも、食欲不振時にも栄養バランスが乱れないように工夫することもとても大切なことですが、どちらも、一定の努力が必要になりますので、実践するのが難しい人も少なくないと思います。

クロミッドの服用で間接的に太ることを防ぐこともとても大切ですが、有酸素運動などの努力をし続けることがつらい人にとっては、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の服用を少しでも長引かせないで早く妊娠にたどり着くことを目指したほうが近道かもしれません。

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)は卵胞を育てて排卵しやすくしてくれる薬ですが、副作用として気をつけなければいけないのは、

クロミッドを飲むと子宮内膜が薄くなることです。

子宮内膜というのは受精卵が妊娠成立のために目指す最終ゴール地点です。

子宮のなかで数日にもわたり長い旅路を乗り越えた受精卵が、最後に子宮内膜にたどり着き、子宮内膜にくっつくことができたら着床と呼ばれ妊娠が成立するのです。

しかし、子宮内膜が薄いと受精卵が着床できなくなってしまうのです。

受精卵が着床し妊娠を成立させるには、子宮内膜が厚くふかふかのベッドのようになっていなければなりません。

ところがクロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲むと子宮内膜が薄くなってしまうため妊娠しにくくなってしまうのです。

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)というのは、卵胞育てて妊娠しやすくしてくれくれる効果がある薬である一方で、子宮内膜を薄くして妊娠しにくくさせてしまう副作用を持っている薬なのです。

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の服用を始めたら、自分で取り入れられることを少しでも取り入れ、子宮内膜が薄くなる前に妊娠を目指していくことが大切です。

クロミッドで妊娠を目指した私には最適な葉酸サプリ選びがとても大切でした