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クロミッドの副作用で最も怖いこと

クロミッドの注意すべき副作用を解説

クロミッド(セロフェン、クロミフェン)は自力で卵胞が育ちにくい人が服用すると、卵胞が育ちやすくなる効果がある薬で排卵誘発剤のひとつです。


多くの排卵誘発剤は効果が強い反面、副作用も強くなる傾向にあります。クロミッド(セロフェン、クロミフェン)は注射などの排卵誘発剤と比べると、効果がお穏やかで副作用も少なく、不妊治療においてはとても使いやすい薬といわれています。


しかし、多くの人に使われるクロミッドも副作用がまったくないないわけではありません。


何も考えずにクロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用するのではなくきちんと効果や副作用について理解をしながら、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の効果に期待するところは期待しつつも、クロミッドの副作用にも気を配りながら過ごすようにして下さい。


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の主な副作用を9つのポイントで解説します。


1.多胎妊娠で双子が産まれやすくなる副作用


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の副作用のひとつに、多胎妊娠があります。多胎妊娠とは双子が産まれることで、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用して妊娠した場合、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲まないで妊娠した人と比べると双子が産まれる多胎妊娠の確率が上昇します。


多胎率の増加
自然妊娠でも1%は多胎となりますが、クロミッド(クロミフェン)による多胎率は約4-5%とされています。

参照元:排卵誘発について 恵愛病院生殖医療センター


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲まないで妊娠した人が多胎妊娠で双子が産まれる確率は、約1%程度ですが、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用して妊娠した人が多胎妊娠で双子が産まれる確率は、約4-5%になります。


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲まない人なら100人に1人程度の多胎妊娠の確率が、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用する人だと100人に4~5人程度、多胎妊娠の可能性あります。


2.情動不安、 精神変調などの情緒不安定の副作用


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用するとまれに情動不安、 精神変調などの情緒不安定の症状を感じることがあります。イライラしたり気分が落ち込んだりして、その結果眠りが浅くなったり眠れなかったりという症状を感じるケースもあります。


精神神経系(精神変調、情動不安等)の副作用が認められた場合には、必要に応じ、投与中止等の適切な処置を行うこと。

参照元:一般財団法人日本医薬情報センター 添付文書クロミッド使用上の注意 (発売元:富士製薬工業株式会社 製造販売元:塩野義製薬株式会社)


3.悪心、嘔吐(吐き気)、食欲不振の副作用


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用するとまれに悪心、嘔吐(吐き気)、食欲不振などの症状を感じることがあります。悪心、嘔吐(吐き気)、食欲不振などを感じた場合は、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)による副作用の可能性があります。


悪心・嘔吐、食欲不振等、消化器系の副作用が認められた場合には、必要に応じ、投与中止等の適切な処置を行うこと。

参照元:一般財団法人日本医薬情報センター 添付文書クロミッド使用上の注意 (発売元:富士製薬工業株式会社 製造販売元:塩野義製薬株式会社(

クロミッド服用中に、頭痛や吐き気がまれにおこることがあります。

参照元:不妊治療専門病院 京野アートクリニック高輪


悪心、嘔吐(吐き気)、食欲不振の症状は重大なものではありませんが、もしも悪心、嘔吐(吐き気)、食欲不振の症状がつらいと感じるときは医師に相談するようにしてください。


次回の周期もクロミッド(セロフェン、クロミフェン)を使用するかどうかはきちんと医師に症状のつらさを説明して、そのほかの選択肢はないかなど相談するようにしましょう。


4.虚血性視神経症や霧視等の視覚症状の副作用


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用するとまれに虚血性視神経症や霧視等の視覚症状などの視覚症状を感じることがあります。


視覚症状が認められた場合には、投与を中止して眼科的検査を行うこと。

参照元:一般財団法人日本医薬情報センター 添付文書クロミッド使用上の注意 (発売元:富士製薬工業株式会社 製造販売元:塩野義製薬株式会社


重大な症状になる心配はほとんどありませんが、虚血性視神経症や霧視等の視覚症状などの視覚症状を感じた場合は、服用を一旦やめて医師に相談するようにしてください。


5.顔面潮紅、尿量増加、口渇、疲労感の副作用


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用するとまれに顔面潮紅、尿量増加、口渇、疲労感などの症状を感じることがあります。


顔面潮紅、尿量増加、口渇、疲労感などの副作用が認められた場合には、必要に応じ、投与中止等の適切な処置を行うこと。

参照元:一般財団法人日本医薬情報センター 添付文書クロミッド使用上の注意 (発売元:富士製薬工業株式会社 製造販売元:塩野義製薬株式会社)


これらは症状が起きても重大なものではありませんが、もしも顔面潮紅、尿量増加、口渇、疲労感の症状がつらいと感じるときは、医師に相談するようにしてください。


6.頭痛の副作用


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用するとまれに頭痛の症状を感じることがあります。


頭痛の副作用が認められた場合には、必要に応じ、投与中止等の適切な処置を行うこと。

参照元:一般財団法人日本医薬情報センター 添付文書クロミッド使用上の注意 (発売元:富士製薬工業株式会社 製造販売元:塩野義製薬株式会社)


頭痛の症状は重大なものではありませんが、もしも頭痛の症状がつらいと感じるときは、医師に相談するようにしてください。


7.卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の副作用の可能性はほぼ心配いらない


卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は体外受精でおこなわれるGnRHa+hMG(刺激周期)の過排卵刺激によるものが多い症状です。


卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は軽度の場合は、腹部の不快感など症状の軽いものですが、重症の場合は、肝機能低下、腎機能低下など入院処置が必要になるケースもある症状です。


一般的に排卵誘発剤を使用すると、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発生の可能性はあるのですが、クロミッドを単体で使用している場合は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発生はほとんどみられません。


クロミフェンの副作用には重篤なものは少なく,多胎発生率は数%、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)発生もほとんどみられない.

引用元:不妊症治療における排卵誘発法 慶應義塾大学医学部産婦人科 吉村教授


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)と一緒に、卵胞刺激ホルモン製剤(FSH製剤),ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン製剤(hMG製剤),ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤(hCG製剤)などの排卵誘発剤を使用する場合は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が発生する可能性がありますので、注意しながら服用する必要があります。


クロミフェンクエン酸塩
[販 売 名]クロミッド錠50mg(塩野義製薬)他
[副作用(重大な副作用)]
卵巣過剰刺激症候群:本剤を投与した場合,並びに,卵胞刺激ホルモン製剤(FSH製剤),ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン製剤(hMG製剤),ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤(hCG製剤)を本剤の投与に引き続き用いた場合又は本剤とこれらの製剤を併用した場合,卵巣腫大,卵巣茎捻転,下腹部痛,下腹部緊迫感,腹水・胸水の貯留を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある。これに伴い,血液濃縮,血液凝固能の亢進,呼吸困難等を併発することがあるので,直ちに投与を中止し,循環血液量の改善に努めるなど適切な処置を行うこと。

引用元:使用上の注意の改訂について 2011年9月厚生労働省


8.頸管粘液(おりもの)分泌の低下の副作用


頸管粘液は精子を子宮へと送ってあげる手助けをしてくれるのですが、クロミッドの副作用により頸管粘液(おりもの)の分泌が減ってしまうことがあります。


人工授精の場合は直接子宮まで精子を送るので関係ありませんが、タイミング法による妊娠を目指している場合は、頸管粘液(おりもの)分泌の低下はあまり好ましくありません。


9.子宮内膜が薄くなる副作用


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の服用でとても怖いのが、子宮内膜が薄くなってしまうことです。


抗エストロゲン作用により頸管粘液の減少や子宮内膜が薄くなるといった副作用もあります。

引用元:中林産婦人科クリニック

副作用として頸管粘液が減少したり、子宮内膜が薄くなってかえって妊娠しにくくなってしまうこともあります。

引用元:ほりたレディースクリニック


妊娠とは、精子と卵子が出会い受精卵になったあと、その受精卵が数日にもわたる長い時間をかけて卵管をのぼり、苦労の末ようやく卵管を出た先にある子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。


子宮内膜は厚みのあるふかふかのベッドのような状態だと受精卵が着床しやすくなるのですが、もしも子宮内膜が薄いとせっかく受精卵が数日もかけて子宮内膜までたどり着いたにも関わらず、着床することが出来ずに妊娠が出来ないことが起こります。


妊娠したいと思う人にとっては、子宮内膜の厚さはとても重要なことなのですが、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用する場合は、人よりも少ない排卵のチャンスを活かすためにも特に注意をして、子宮内膜を常にふかふかのベッドにしておかなくてはいけないのです。


妊娠しにくくなる副作用には気を配るようにしたい


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の副作用で何より気をつけなければいけないのは、妊娠しにくくなる副作用があるということです。クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の副作用のほとんどは頭痛や吐き気などの体調不良は一時的なものなので、あまり重大なものはありません。


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)以外の排卵誘発剤を使用する場合は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発生に注意が必要ですが、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)単体で使用する分には、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発生可能性はほとんどありません。


また、多胎妊娠については確率的には5%前後に上昇してしまうものの、妊娠したいと願う人にとっては双子の妊娠は嬉しく感じる人も少なくないでしょう。


妊娠したいと願う人が、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の副作用で一番気を配るようにしなくてはいけないのは、妊娠しにくくなる副作用です。


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用すると


頸管粘液(おりもの)分泌の低下の副作用


子宮内膜が薄くなる副作用


この二つの副作用が起こりますが、これはいずれも妊娠しにくくなる症状です。


頸管粘液(おりもの)分泌が低下してしまうと、精子がスムーズに卵子のもとへいけなくなりますし、子宮内膜が薄くなると着床することができなくなってしまいます。


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)というのは、卵胞育てて妊娠しやすくしてくれくれる効果がある薬である一方で、子宮内膜を薄くして妊娠しにくくさせてしまう副作用を持っている薬なのです。


クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の服用を始めたら、自分で取り入れられることを少しでも取り入れ、子宮内膜が薄くなる前に妊娠を目指していくことが大切です。


クロミッドで妊娠を目指した私には最適な葉酸サプリ選びがとても大切でした

【30代多嚢胞性卵巣症候群の私でもクロミッドで妊娠できました】

クロミッドを服用しなければ、排卵のチャンスが少なかった私に大切だったのは、少しでも着床の可能性を上げること。

着床の可能性を上げるためには子宮内膜をふかふかにしておくことがとても大切です。

子宮内膜をふかふかにするには葉酸がポイントなんですが、実は葉酸サプリには、クロミッドを飲む人にはおすすめできないものがたくさんあって間違った葉酸サプリだけは選ばないことが大切なんです。

また、葉酸サプリは赤ちゃんの先天性異常を72%も軽減するといわれ、厚生労働省も妊娠を望む人は葉酸サプリを積極的に飲むように勧告をしているほど、大事なものなんです。

クロミッドで妊娠できた私が大切にした葉酸サプリの選び方を公開しています。
クロミッドで妊娠できた私が大切にした葉酸サプリの選び方はこちら(*^_^*)

葉酸サプリは妊娠したいと思ったその日から飲み始めてあげる。
それがママが赤ちゃんにしてあげられるやさしさでもあるんです。

【クロミッドで妊娠できた!】多嚢胞性卵巣症候群だった私の妊活体験談を公開しています。
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