クロミッドの排卵率と妊娠率を解説
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用すると卵胞が育ちやすくなり、排卵しやすくなる効果がありますが、ではクロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用して無事に排卵できた場合、そこからの妊娠率はどれくらいあるのでしょうか。
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用した場合の排卵率と排卵後の妊娠率について解説していきたいと思います。また、少しでも妊娠率を高めるための方法も最後にお話できればと思います。
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を使用した場合の排卵率は約70%
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)は自力での卵胞の成長が難しい人に投与されること多い排卵誘発剤です。
自力で卵胞が育ちにくい人は、そのままなにもしないで待っていても妊娠する可能性は非常に少ないのですが、そういった人達にとってクロミッド(セロフェン、クロミフェン)はとても有効な薬です。
自力で卵胞を育てることが難しかった人が、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用することで、およそ70~80%位の確率で排卵させることができるようになります。
排卵誘発率は第1度無月経で70%,無排卵周期症は80%以上に達する
全く排卵することが出来なかった人でも高い確率で排卵に至る可能性があるクロミッドは、不妊治療の現場では特に使われる機会が多い薬のひとつです。
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を使用した場合の妊娠率は25~30%
60~70%位の確率でクロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲めば排卵させることができるようになりますが、排卵後の正式に妊娠が成立する確率はどのくらいかというと
妊娠率約25~30%位の確率で妊娠することが出来ます。
妊娠率は25~30%
排卵後の妊娠確率が25~30%位というのは、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)やそのほかの薬を服用しなくても自然と排卵する、不妊治療を必要としない女性の妊娠確率と同じ程度の確率です。
つまりクロミッドを使用して無事に排卵まですることができれば、あとは他の女性と同じように夫婦生活をもてば、25~30%位の確率で妊娠することが出来るようになるのです。
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用し始めて毎月排卵することが出来るようになれば、確率的には5~6ヶ月位の期間でみたら、妊娠に至る可能性が高いともいえます。
もちろんこれはあくまで確率論の話ですので、クロミッドを服用した最初の周期で幸運にも妊娠できてしまうこともありますし、また6周期以上クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を試しているのに妊娠に至らないというケースも少なくありません。
こういった場合は、排卵障害以外にも妊娠しにくい原因を探りながら、少しでも妊娠に近づくように薬を変えたり人工授精に切り替えたりなど様々な方法を検討していきます。
排卵率や妊娠率という数字の受け止め方について
妊活や不妊治療をされている方にとっては、どのくらいの確率でうまくいくのかというのは気になることだと思います。
排卵率や妊娠率などはクロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用される人にとっては特に気になることかもしれません。
しかし、こういった排卵率や妊娠率などの数字はあくまで統計上のデータでしかありません。
60~70%位の確率で排卵するというデータも実際には、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用したら100%排卵できてしまう人もいれば全く排卵できない人もいますし、排卵後の妊娠率についても25~30%位というデータがありますが実際には、排卵後1度目ですぐに妊娠で来てしまう人もいれば、全然妊娠でいない人もいます。
データというのはあくまでもひとつの目安のひとつでしかありませんので、過度にこれらの数値を気にし過ぎないようにするのも大切だと思います。
一般的な数字やデータに振り回されすぎてしまうと、どうしても自分の現状とそれらのデータを比較してしまい、心に不安が生まれやすくなります。
その結果、ホルモンバランスが乱れて更に妊娠しにくくなってしまうことになったら、もったいないことです。
まわりのことや統計上のデータを気にしすぎるのではなく、あくまで、あなたがいま出来る妊娠するための、小さな一歩を毎日少しずつ積み重ねていくこと。
そのことに集中することのほうが、結果的に早く妊娠することが出来るかもしれません。
少しでも妊娠率を高めるために大切なこと
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を使用する人は、なにもしなくても自然と毎月排卵する人と比べると、排卵の機会も少なくなりがちですので、少ない排卵のチャンスを大切にしなくてはいけません。
せっかくクロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用して排卵させることが出来たのなら、できるだけ確実に妊娠できるように準備することも大切になります。
妊娠とは、精子と卵子が出会い受精卵になったあと、その受精卵が数日にもわたる長い時間をかけて卵管をのぼり、苦労の末ようやく卵管を出た先にある子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。
子宮内膜は厚みのあるふかふかのベッドのような状態だと受精卵が着床しやすくなるのですが、もしも子宮内膜が薄いとせっかく受精卵が数日もかけて子宮内膜までたどり着いたにも関わらず、着床することが出来ずに妊娠が出来ないのです。
そして残念なことに、クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の副作用で最も注意が必要なのはこの部分なのです。
クロミッドの最も怖い副作用は子宮内膜が薄くなることです。
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)というのは、卵胞育てて妊娠しやすくしてくれくれる効果がある薬である一方で、子宮内膜を薄くして妊娠しにくくさせてしまう副作用を持っている薬なのです。
クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の服用を始めたら、自分で取り入れられることを少しでも取り入れ、子宮内膜が薄くなる前に妊娠を目指していくことが大切です。
クロミッドで妊娠を目指した私には最適な葉酸サプリ選びがとても大切でした
【30代多嚢胞性卵巣症候群の私でもクロミッドで妊娠できました】
クロミッドを服用しなければ、排卵のチャンスが少なかった私に大切だったのは、少しでも着床の可能性を上げること。
着床の可能性を上げるためには子宮内膜をふかふかにしておくことがとても大切です。
子宮内膜をふかふかにするには葉酸がポイントなんですが、実は葉酸サプリには、クロミッドを飲む人にはおすすめできないものがたくさんあって間違った葉酸サプリだけは選ばないことが大切なんです。
また、葉酸サプリは赤ちゃんの先天性異常を72%も軽減するといわれ、厚生労働省も妊娠を望む人は葉酸サプリを積極的に飲むように勧告をしているほど、大事なものなんです。
クロミッドで妊娠できた私が大切にした葉酸サプリの選び方を公開しています。
→クロミッドで妊娠できた私が大切にした葉酸サプリの選び方はこちら(*^_^*)
葉酸サプリは妊娠したいと思ったその日から飲み始めてあげる。
それがママが赤ちゃんにしてあげられるやさしさでもあるんです。
【クロミッドで妊娠できた!】多嚢胞性卵巣症候群だった私の妊活体験談を公開しています。
→クロミッドで妊娠できた私の妊活体験談はこちら(*^_^*)